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目的
この方針は、自動車共済・自賠責共済事業に携わるすべての役職員が、自動車共済の信頼性を維持し、契約者や組合員に、安心・信頼・満足を提供する使命を果たすために、西日本自動車共済協同組合において実施すべき自動車共済に関するコンプライアンスおよびリスク管理に関する事項を定めます。
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組合の役割等
組合は、自動車共済の推進、引受、掛金収納、契約保全、共済金支払その他共済事業を実施するうえで、本方針を遵守し、また、本方針に基づく全自共の指導を遵守します。
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組合の責務等
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コンプライアンス風土の醸成
組合は、自ら定めたコンプライアンスに関する規程またはマニュアル等によって、関係諸法令、社会規範、内部規制を常に遵守する風土の醸成を図り、全役職員がコンプライアンスを正しく理解し実践します。
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契約者等保護の徹底
組合は、自動車・自賠責共済に関する各種基準、規程、事務手続等を備え置き、これらを遵守した適正な処理に努めるとともに、契約者等保護の観点から次に掲げる事項を重点項目とし徹底を図ります。
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(1)共済推進・引受にあたって
- ①共済事業の健全かつ適切な運営の確保
- ②共済契約の締結又は事業の推進に関する適切な取扱いの確保
- ③金融商品の勧誘方針および普及推進方針等に則った推進活動の実施
- ④重要事項説明書による重要事項の説明
- ⑤引受基準の遵守
- ⑥本人確認・目的物等の確認
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(2)掛金収納・保全管理にあたって
- ①共済掛金収納状況の管理・把握
- ②払込案内書等契約者への通知管理
- ③契約解除にかかる本人確認
- ④契約失効に関する連絡
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(3)共済金支払にあたって
- ①適正かつ遅滞のない対応
- ②共済金支払状況の管理
- ③査定基準の遵守
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(4)個人情報の管理にあたって
- ①個人情報および契約情報の保護
- ②情報漏洩の防止
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自己点検活動
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(1)自己点検の実施
組合は、自動車・自賠責共済事業に関するコンプライアンス等の取組状況を確認するために、総点検シート等によって定期的(原則として年1回)に自己点検を行い、原則としてその結果を理事会に報告するとともに、全自共にも報告します。
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(2)自己点検結果に基づく改善活動
組合は、自己点検の結果に基づき、業務事故等の発生を未然に防止するための改善活動を行います。
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研修等
組合は、契約者等に的確に対応するために、自動車共済に関する内部研修を十分な頻度で適切に実施します。
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苦情への対応
組合において自動車・自賠責共済に関する苦情の申立て等を受けた場合は、内部の対応手続きに従って適切に対処します。
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不祥事発生時の対応
組合において自動車共済事業にかかる不祥事が発生した場合には、内部の処理手続きに従って適切に対処するとともに、すみやかに自ら定める要領等に基づき報告し、原因究明、再発防止等必要な措置を講じます。
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方針等の開示
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組合は、自動車共済のコンプライアンスおよびリスク管理に関する取組みを広く告知し信頼の維持・向上を図るため、この方針を公表することができます。
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組合は、監督行政機関から本方針による取組み状況について提示を求められた場合は、関係資料等の提出を行うものとします。
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方針の見直し
本方針は、自動車共済を取り巻く環境の変化等を踏まえ、自動車共済の十分な信頼性を確保する観点から、適宜見直しを行います。